loader image
INTERVIEW
01
イメージ
肩肘張らずに美術や
デザインを楽しめる環境
誰も見た事がない新しい製品を「形」にする楽しさ!!
今どんな仕事をしてますか?
斎藤:
いろいろな業種のクライアントからの依頼を受け、試作模型を制作しています。 デザイン模型や設計試作など、ご依頼いただく業界も内容もさまざまです。まだ入社して間もないので、模型の仕上げ作業や塗装が主な業務ですが、模型制作に関わるいろいろな業務を覚えているところです。世の中にまだ発表されていない製品の試作ばかりなので、誰よりも先に最新の製品を見ることができるので、制作できることがすごく楽しく、やりがいに繋がっています!

山路:
おおっ、確かに! 発注したデザイナー自身も「最終的な形」は模型がなければ見られないからね!

近藤:
今は、山路先生から発注していただいたデザイン模型の仕上げや塗装を担当してます!

山路:
ほんとに!? 教え子に担当してもらえる日が来るなんて感無量だよ! (笑)
よろしく頼むね〜 綺麗に仕上げてね!!

近藤:
うふふふふ、、、(笑)

山路:
そこは、「はいっ!」て言ってよ〜 (笑)
あ、、、あと、あのデザイン模型のグリーンは⻩味が足りないから修正ね! (笑)
株式会社プラストワーク
イメージ
デザイン模型制作
齋藤滉平さん
SAITO Kohei
プロダクトデザインコース
2020年度卒業
イメージ
デザイン模型制作
近藤⻯馬さん
KONDO Ryuma
プロダクトデザインコース
2021年度卒業
イメージ
本校プロダクトデザインコース教員
山路康文 准教授
YAMAJI Yasufumi
プロダクトデザインコース
イメージ
共通の趣味を持つ社員が多く楽しいです!
職場環境は自分に合っていますか?
齋藤:
2人とも大学時代に趣味でフィギュアや模型制作をしたり、3Dプリンターで出力して楽しんでいたので、卒業制作も3Dプリンターを使って制作しました。そんな経験を活かせることができる職場なので楽しいです!

近藤:
まだわからないことが多い私たちに、辛抱強く丁寧に教えてくださるので、本当にありがたいです。それに、社内に共通 の趣味を持つ先輩や上司が多いので、職業柄、フィギュアや模型の作り方の詳しい話しもできるのが、すごく楽しいです!空 いた時間を活用して自分の趣味のものも制作させて貰ってます。

齋藤:
忙しい時期は残業もありますが、基本的に定時で帰れるし、土日も休みなので、キツいと感じる事はほとんどありませ ん!!
イメージ
生物の授業で描いた動物のスケッチを褒められたことが進学を意識するきっかけ
美術やデザインを志したきっかけはなんですか?
近藤:
高校時代は生物や動物が好きだったので、漠然と「進学するなら理系かな?」と考えていました。でも、信頼していた生物の先生に授業で描いた動物のスケッチを褒められて、「美術やデザインを目指してみたら?」と言われたことがきっかけで美術・デザイン系への進学を意識するようになりました。

齋藤:
子どもの頃から工作が好きだったのも影響あるような気がします。 高校時代は美術部に入っていて、段ボールを使った作品やガラクタをつくってました。勉強はどちらかと言うと苦手でしたが、もの作りは好きだったので、その延⻑で美大を志望するようになりました。

山路:
わかるわかる!私も当時勉強が苦手だったから「絵を描くことやもの作り、自分が好きなことをアピールして入れる大学があるの?!ラッキー!!」って思ったよ! 大学に入るまで、だいぶ時間がかかったけどね...(苦笑)
イメージ
デザイナーの気持ちが分かる。形や色に込めた想いを汲み取れる。
横浜美術大学で学んだ事が今の仕事に活かされてますか?
齋藤:
今は、デザイナーの図面を基に忠実につくる仕事がメインですが、学生時代は創造する立場で課題に向き合っていたので、デザイナーが何を大事にして「この形にしたのか?」や「この色にしたのか?」を想像しやすいと感じてます。それに、学生時代はずっと何かしら制作し続けていたので「つくる習慣」が身についたとも感じています。

近藤:
あと、美大でデザインを学んだことで、普段の身の回りの「モノ」や「コト」の見方や感じ方が変わりました。ただ漫然と見るのではなく、質感や色、重さ、温度などを意識するようになって。「どうしてこのようなデザインなのだろう?」といったことを考える習慣がついたと思いますし、それが役に立っていると感じています。

山路:
おお〜その通りだね! いや〜 たった1年か2年で、すごく成⻑したね!!
イメージ
自分の「好きな事」を大切にしてください!
美大を検討している高校生に何か一言!!
齋藤:
学生時代はいろいろなことにチャレンジさせられているような、やらされている感がありましたが (笑)、自分の趣味や興味に根差していないと気持ちも行動も続かないと思います。ぜひ、みなさんも自分の好きなことを大事にしてくださいね!

近藤:
わたしは、ずっと好きに生きてきたタイプなので、自由度が高く、進路選択も幅広い美大はおすすめですね。若いうちは周りを気にせず自分の好きなことに挑戦してみてください。横浜美術大学は、肩肘張らずに美術やデザインを楽しめる良さがあると思いますよ!

他のインタビューを見る